12日の土曜日は、所属している管弦楽団の練習だった。
コロちゃんに振り回される世の中に振り回される人間、振り回される団体運営…ということで
今までになくせせこましく走り回っていた。
団の運営に一枚噛んでいると、ここまで走り回るのだな。
走り回り続けて痩せてしまいたい。
しかし、いつまでも縮こまって息苦しいまま、という流れではないようで
大声を上げての鑑賞が一般的でない、能やクラシックコンサートについては施設の収容人数規制を撤廃する風向きとなっている。
観客が騒がない話さないタイプの催しであれば、対策をしたうえでホールの定員通りに観客を迎え入れても問題ないだろう、ということらしい。
練習会場の人数制限もすこしずつ緩和されているようだ。
だんだんと、コロちゃんと共存していくほうに舵を切り始めたような、そんな感覚がある。
そういえば、身の回りにコロちゃんとなかよし()しました、という人はいないし、幸いなことに会社でも楽団でも感染者は一人も出ていないので
「一体何と戦っているんだろうなおれは…」という気分になりがちだ。
スキあらばぴゅっぴゅとするアルコール消毒のせいなのか、手の皮もちょいちょいむけて荒れるし。(胃の中で似たようなことが起きてるかも、と考えるとお酒がちょっと怖い)
そんなことを考えながら酒を飲んで寝て13日の日曜日。
ゆっくり起きて窓を開けたら外が異常に涼しい。どうした突然の秋か。
楽団の事務作業をしようと思ったが、家でやるとまるで業務しているようで嫌なので(在宅勤務の弊害だなぁ)外のカフェでやろうと星乃珈琲へ行った。
フルーツティーとフレンチトーストの組み合わせは悪魔的で最高においしかった。
フレンチトーストがカリカリとしていてべたべた感がすくなく、とても好みだった。
自分の知っているフレンチトーストと違った。
メープルシロップが瓶ごと出てきて好きなだけかけられるけど、せっかくなのでビタビタにならない程度の量をかけて、カリカリを楽しんだ。
そのあと、長らくお久しぶりの知人から声がかかって飲酒タイム。
あれやこれやとお互い近況をお互い話した。
吹奏楽の曲の演奏をいろいろ聞きながら、やれうまいだのへただの、曲が難しいだのと言いたいことを言いたいだけ言った。
あまりに涼しいのでエアコンをかけず窓を開け換気扇を回して寝た。
ウチは換気扇を回さないと外の風が入ってこない。